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ぶたばあちゃん


昨日の ”ブタさん”つながりで。
今日は お気に入りの本の話。

「ぶたばあちゃん」
”そのまんまやんけっ#”と つっこみたくなる ストレートな タイトルです。
なので 笑っちゃう話?って 思うんだけど。
ううん。違うの。
実は この話。泣けます。ってか 号泣だよ。
ぶたばあちゃん_d0161919_9321070.jpg

gao3は gao2に 読み聞かせつつ 涙・涙・涙。
そして 聞いてた gao2も 涙・・・。
gao1は 涙は なかったケド。
gao2に読み聞かせている ちょっと 遠くで じーっと 聞き耳立てて 
なんだか しんみり。(彼の”しんみり”は 効いてる証拠)

孫娘(もちろんブタ)と 二人(というのか?笑) 明るく楽しく元気に暮らす ぶたばあちゃんが
自分の死期をさとったある日。 
調子のよくないその身体で 街に出て。
残っていた支払いなどを 全て済ませるとかの身辺処理を きちんと終りにして。
(”銀行の口座から 全部お金をおろして 口座を閉じた”とか 妙に リアル。)
その後には 疲れはててしまって おぼつかない足取りながらも
孫娘と一緒に 家の近所を くまなく 散歩して。
心と身体で この世界を感じ そして その美しさを 孫娘に伝える。
家に戻ってからは ”身辺整理して残ったお金”を
「必要な事に大切に使いなさいね。」と 孫娘に 全て託し。
その夜は 二人で ベットに入って くっついて寝て。
そうして 朝を迎える中で 孫娘は ぶたばあちゃんを 送り出した。
といった話です。

そんなに メジャーな本じゃないけど。(だよね?)
絵のタッチも 優しくて。
こういった お別れの出来事って くどくど説明しても 伝わりにくいと思うし
また 説明しにくいとも 思うんだけど。
この絵本1冊読むだけで 大事なモノが ちゃんと ぜんぶ 伝わってくるような。
”THE 心の一冊”です。
by gao1gao2gao3 | 2010-10-06 09:36 | 本のはなし